地方国立大学の物理学科に所属している女子大生。物理学科や物理学について知りたい!という方のためになれば幸いなブログを運営中。物理学科についての質問はコメント欄にお願いします。

線形代数は役に立つ

 

 線形代数って何?と思っておられる全国の皆さんこんにちは。lovephyです。今日は私の線形代数への畏怖と愛について述べます。

 

私の思いは 

自然は「線形性」であふれている!(だから線形代数の勉強は重要!)

です。

 いやー、これが一番お伝えしたい。とにかく線形性はこの自然界(≒物理の世界)に溢れています。例えばですよ、空気中を自由落下しているボールの運動とか。少し専門的な言葉を使うと「二階線形微分方程式」とか。これが専門教育では何度も何度も出てくる。それこそ位置ベクトルPのレベルです。なんていうか、物理の勉強が進むと不条理なまでに線形代数というものの有用性が殴りつけてくるんです。

 理工系の皆さんは「線形代数」授業があると思うのですが、一言で言えば「線形性」といういろいろな事象が持つ共通の性質についての分野です。で、物理の世界では線形性を持つものをよく扱います。そして物理以外でもこの性質をもつものは多いと思うんです。予想ですが。

 

物理学科に入らなければ線形性なんて言葉に出会わない人生だったと思うと、本当に入って良かったと思うぐらいに役に立ちます。なんというか、線形性を満たしているものの安心感が半端じゃないです。

 

一年生の時の自分はよくわからないままに勉強しました。そして単位を取得。でも、本当の意味で線形代数の有用性に気が付いたのは専門が始まってからですね。

 

 今授業を聞いていてどこで使うの?とか思っているみなさん、安心してください。どこかで必ず役に立ちます。

 

ここで一年生だった頃の自分に一言。

 

「文句言わんで線形の兄貴についていけや」

 

です。

ではまた!